耐震診断:補強設計・改修工事監理実務を経て(木造住宅)

 阪神・淡路大震災以降ある基準を設けて、既存の家を耐震診断する。興味のある方は役所等でパンフレットを入手されることもあったでしょう。当事務所では既に50棟以上、診断を行い、その内半数以上約30棟に補強設計及び改修工事監理を行いました。どのように診断を行うかは現在、国土交通省をはじめとしていろいろな機関のホームページ上で紹介されていますので、ここでは省きます。実務レベルでのエピソード等を紹介します。

工事中(筋違いの設置:壁量を増加するのが
      最も有効な補強になります。)
    金物補強(筋違いを働かす必需品)

リストマーク  1、費 用  ¥100万円〜¥200万円の工事費が多い。合わせて行うリホーム工事としては、トイレ改修工事が最も多い。耐震補強工事の内、壁倍率を増す工事ではなるべく補強後の仕上げ工事に費用を掛けない様に行うため狭い部屋、押入等に筋違いを設置していくようにします。トイレもその候補の部屋になりますので、衛生機具そのものも新しくするということでしょうか。
リストマーク  2、愛 家  「愛車」ではなく「愛家」です。こよなく自分の家を愛していらしゃる方です。50年経過のオール桧造りの家で、建てた大工さんも知り合いの宮大工、今も外部木製建具が現役です。ご主人は70歳過ぎ、息子さんは別世帯、孫が遊びに来ているときに安全であってほしい。と依頼。年経過もありますが家の多少の傾きをジャッキアップで補正しました。通常耐震改修工事だけでは、見た目の変化がありませんが、このケースでは建具の建てつけが良くなりました。
リストマーク  3、木造アパート  古い木造風呂なし賃貸アパートの改修工事です。昔ながらの大家さん、たな子さんの関係が保たれていました。大家さん曰く「建て直してワンルームマンションにはしない。学生さん達はじめ、安い賃貸アパートで暮らさなければならない人たちがまだまだいる。だが、震災で何かあったら、たな子さん達に申し訳ない。」部屋の中は触らないように補強設計を行い、建物外部より外壁を壊しながら補強工事を行いました。
リストマーク  4、飲食店  1階がお店、2階が住まいです。商店街の中にまだまだ多くあります。お店ですので、間仕切り壁が無く明らかに、診断上悪い結果がでるケースです。補強工事を行う際も、常連さんの為にも前の雰囲気を壊さない様に仕上げ工事を行わなければなりません。
リストマーク  5、基 礎  基礎が無い。希なケース。建物をジャッキアップして基礎を造ることから始めます。
リストマーク  6、白 蟻  どこにでもいます。今いなくても、羽蟻で飛んで来ます。今までのケースは雨漏りしている所、風呂場の水が漏れている所の柱、土台が腐りそこにやってくる。原因を取り除いてから、修繕工事と耐震改修工事を行います。

 まだまだ紹介できるケースがありますが、この辺で。尚、とりあえず耐震診断をと、ご考えの方、質問等ある方は下記メールアドレスまで、ご連絡下さい。


連絡先

 一級建築士事務所 KYMプロデュース  
              代表:木口(キグチ)
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