外観(南側ファサード) |
パティオ(中庭)上部吹抜 |
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都市住宅でコートハウスという手法は、住宅内部空間に外部空間を取入れやすい。今回の敷地は狭小地で木造3階建ての建物ですが、1階での平面的な繋がりはもちろん、3層に渡っての外部空間の吹抜けが、それぞれの層で有機的に内部空間との関係ができています。 空間構成のひとつとして鉄平石敷きの土間があります。これは居間、玄関及び外部のパティオにあり、空間の連続性を高めています。これらのスペースは用途的にも外との関わりが深く、土足のような生活でも差し障りがないところです。(実際、クライアントは、ここ専用の履物を使っています。)パティオはコートハウスのコートにあたる箇所ですが、大きく開口部を設けることで居間から、玄関からの空間としての広がりを感じられます。 2階の浴室からはテラス窓を通してバスコートバルコニーその先にパティオ上部の吹抜けという空間構成になっています。浴室の開口部は隣地側に設置するのではなく、内に向けて設置していますので、プライバシー感は高まり、より開放し易くなっています。 パブリックとプライバシーは住宅設計を行うさい、どのようにして空間構成をしていくかが一つのテーマになりますが、今回はそのどちらとも言えない「灰色空間」の構成になりましたが、それぞれの機能も感覚も損なうことなく全体をまとめたと言えます。 |
居間:蓄熱型床暖房 深夜電力を利用し、夜に砕石と砂を暖め、 日中は仕上げの鉄平石より放熱します。 (電力費は日中使用時の1/3) 1階間取図はコラム:セキュリティー参照 |
1階食堂より階段上部 小さな窓が多くあるのが特徴。 1階の換気調節を細かく行う。 窓台に小物を飾り通りからも楽しめます。 2階間取図はコラム:疲れを癒すお風呂参照 |
1階の床仕上げは鉄平石敷きの土間、この下に蓄熱型の温水床暖房を設置しました。熱源は電気式ヒートポンプ、建物全体としてオール電化にしてありますので深夜電力を有効に利用できます。冬場の暖房のランニングコストを抑え、建物全体を暖めるのに有効に果たしています。1階の鉄平石敷きの土間では輻射熱としての効果として、真冬でも季節そのものが、違うような感覚になります。また、空気温度が他の暖房方式より格段に低いため、シングルガラス窓でも結露の発生が見られません。 3階建てのさらに上に小屋裏収納の設置は、狭小地で必然と限られた建物空間になりますが、なお広くするため、さらに屋根を丸くしました。もちろんデザインとしても。仕上げはガルバリウム鋼板葺き。(丸めやすく、対候性も良い。) 外壁はパティオに面し内部から見えることもあり、表情のある板目が当初イメージにありました。準防火地域ということもあり、木を張る訳にはいきませんので木目模様のメーカー製防火サイディングとなりました。ただし、この模様は自然で有り、空間へのマッチングを果たしています。 |
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